‘グローバル・パブリシストの参考書’として読む!TED公式ガイド
2016.11.11
世界に向けて楽しく、力強く発信するグローバル・コミュニケーションのスペシャリスト。それがGCAI〈ジーカイ〉で目指す「グローバル・パブリシスト」です。
グローバル・パブリシストなら読んでおきたい「TED」公式ガイド本
「TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド」(日経BP社刊)はグローバル・パブリシストに必要なスキルのうちの一つ、「プレゼンする」スキルにまつわる知識が満載。「TED」の代表クリス・アンダーソンが‘忘れられないプレゼン’を生み出す方法を解説するこの本は、グローバル・パブリシストを目指す人の参考書として、とても有効です。
例えば、同書の「準備(Preparation Process)」の章、「つかみと締め Open and Close -どんな印象を残したい?-」と題する項では、プレゼンで‘緊張せずに自信を持って話し、インパクトを残すためのコツ’を解説しています。
トークを暗記してもしなくても、はじめと終わりが肝心だ。出だしの1分で、話を聞きたいと思わせないといけない。そして最後になにを言うかが、いちばん記憶に残る。その間のトークはどんな風に話してもいいけれど、つかみの1分と締めの言葉は原稿に書き出して暗記することを強くおすすめする。
‘忘れられないプレゼン’を生み出すためには、プレゼンの始まりにどのように聴き手の注目を集め、どのような言葉でプレゼンの終わりを締めくくるか。そして、それらを自分のことばとして伝えることがいかに重要であるかを語っています。そして、「つかみを成功させる4つの方法」「力強く締めくくるための7つのワザ」を紹介しています。
<つかみを成功させる4つの方法>
1.ドラマの一片を伝える
2.好奇心に火をつける
3.パンチのあるスライド、ビデオ、物を見せる
4.チラ見させて全部は出さない
<力強く締めくくるための7つのワザ>
1.大きな可能性を示す
2.行動を呼びかける
3.個人的に約束する
4.価値とビジョンを伝える
5.パッケージし直す
6.最初のストーリーに戻る
7.詩的なインスピレーションを与える
「TED」で実際に行われたプレゼンや、舞台裏で起きたエピソードと共に解説されるこれらの方法は、自分のアイデアやメッセージ、商品の魅力を確実に相手に届けるためには非常に有効です。まさに、グローバル・パブリシストにとって必要不可欠な知識です。
‘つかみ’から‘締めくくり’までを一つの流れとするGCAIのプレゼン手法
GCAIで習得するプレゼンの手法は‘冒頭のつかみ’から‘最後の締めくくり’までを一つの流れとする「6センテンス・メソッド」です。「5段階論文構成(Five paragraph essay structure)」をベースにGCAIが開発したこの方法は、「TED」で忘れられないプレゼンを生み出した登壇者たちと同じように、短い時間で聴き手に分かりやすく、印象深く伝えることができます。