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米大統領選・共和党大会 トランプ夫人のスピーチに足りなかったもの

2016.8.04
ドナルド・トランプの妻、メラニア・トランプ夫人のスピーチが盗用なのではないか? と話題になっています。

疑惑の発端は7月18日に行われた共和党全国大会。およそ3500万人の聴衆に向けて行われたメラニア夫人のスピーチが、現ファーストレディであるミシェル・オバマ夫人の、2008年民主党全国大会で語られた言葉と酷似しているそう。
<ミシェル・オバマ夫人のスピーチ>

And Barack and I were raised with so many of the same values: like, you work hard for what you want in life; that your word is your bond; that you do what you sayyou're going to do; that you treat people with dignity and respect, even if you don't know them and even if you don't agree with them.
<メラニア・トランプ夫人のスピーチ>

From a young age, my parents impressed on me the values that you work hard for what you want in life. That your word is your bond and you do what you say and keep your promise. That you treat people with respect. They thought and showed me values and morals in their daily life. That is a lesson that I continue to pass along to our son, and we need to pass those lessons on to the many generations to follow.
トランプ陣営の選対責任者は盗用を否定しているため、疑惑の真相は明らかではありません。ですが、ファーストレディ候補の生の声に盗用疑惑が持ち上がるのは、衝撃的なことです。非政治的とはいえ、文化事業の視察や来賓の歓迎行事をこなす第一級の女性、ファーストレディ。その候補としては、今回の騒動は取り返しのつかない事態といえるでしょう。

Passion(情熱)が聴衆に想いを届ける

共和党大会。メラニア夫人も大統領候補の妻として、スピーチを何度も練習したに違いありません。知性のあるレディとして“正しい英語表現”にこだわり、印象深く伝えて支持層を増やすために。

ですが、強いスピーチに求められるのは自分の言葉で、自分のハート、Passion(情熱)を届けることです。

「誰かの言葉を真似したのではないか?」。そんな疑念すら抱かせない、説得力のあるスピーチはどこから生まれるのでしょうか。

9月6日(火)開講の「グリッピング・プレゼンテーション アドバンス講座」で最初に考えるのはPassionについて。自分が相手に心から届けたいメッセージについて考え抜きます。

スピーチやプレゼンテーションにはさまざまな目的があります。それは、新しいプロジェクトの提案かもしれないし、商品のセールス、あるいは、友人の結婚式での祝辞かもしれません。どんな場合であれ、目の前の人に何かを伝えるスピーチの技術は誰でも、いつかは必要となります。

あなたが伝えることについて、あなた自身が信じてさえいれば、そのメッセージは必ず聴き手の胸に響くものです。本講座では、まずその前提に立って講義を進めていきます。

ところで、渦中のメラニア夫人は何について情熱があったのか。もし、本当に届けたいメッセージなのか自問自答の末に出た言葉なら、盗用疑惑なんて持ち上がらない、説得力のあるものになっていたのかもしれません。いや、それ以前に他人とここまで似たスピーチにはならなかったのかも…?

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