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日本大好きな外国人留学生が「日本に来なければよかった」と思った理由とは?

2016.7.25
日本の文化に興味を持ち、日本での就職を希望して来日したスウェーデン人留学生の女性。ところが、あることが理由で日本に来たことを後悔することになった――。少し前、そんな記事がネット上をにぎわせました。

彼女をそこまでガッカリさせた理由はいくつかあるようですが、なかでも注目したいのは「日本人の外国人恐怖症」。大好きな日本に来て日本人とコミュニケーションしようと話しかけてみると、誰もがすぐに逃げ出してしまったといいます。本人は「多くの日本人は英語を話せないせいで、自分には外国人と交流する資格がないと感じて外国人を避けてしまうのでしょう」と分析しています。

ある意味では「ちゃんと英語が話せない自分が相手をしては申し訳ない」という日本人独特の“他人に迷惑をかけない”という美学の現れと言えなくもありません。でも、“ちゃんとした英語”とはいったい何でしょうか? 人とコミュニケーションをとるのに、完璧な文法やネイティブのような発音は必要なのでしょうか? もちろん答えはNo、ですよね。単語1つでも、ジェスチャーだけでも、伝えたいことは伝わるもの。困っている相手からすれば、片言の英語でもきちんと対応してくれるだけで救われた気持ちになるものです。

相手の言っていることがわからなければ聞き返す。何かを伝えるなら要点さえ伝わればOK。そう考えればずっと気が楽になって、「外国人恐怖症」も吹き飛ぶはずです。

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