日本語版HPの番組紹介の冒頭で、主人公である真田源次郎信繁を紹介している文章。
「戦国の世を駆け抜けた真田信繁は、いつしか、覇者・徳川家康をも恐れさせる伝説の武将となった」
英語版を見てみましょう。
Sanada Nobushige tore through the Warring States period and eventually become a legendary commander who even awed the ruler Tokugawa Ieyasu.
ここで注目したいのが、「駆け抜ける」に対しどんな表現を選んだかと言う点。「駆け抜ける」を和英辞典で調べると、まず出てくる訳は「run through」です。でも、ここでは、「tore through」(toreはtearの過去形)になっています。「tear through」とは、竜巻やハリケーンが、破壊的な威力と猛スピードで駆け抜ける様を表現するときに使います。「tore through」を使うことにより、戦国の乱世を疾風のごとく駆け抜けていった真田信繁の激しさ、伝説感が表現できるのです。
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