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「“コスプレ”が消えた」問題が教えてくれた情報発信のあるべき姿とは?

2017.6.16
 

原宿で外国人に聞かれること第1位は?

GCAIでは受講生たちに少しでも海外の人たちに英語で伝える楽しさを感じてもらいたいと、2016年3月から外国人観光客に英語で道順などを案内する語学ボランティア活動を行っています。活動の拠点になっているのは、原宿駅のすぐ横にある「神宮橋」。目の前には、明治神宮と代々木公園があり、歩いて2~3分の場所には若者にとってのファッションの聖地、竹下通りもあります。歴史的な名所とポップカルチャーの両方を見ることができる原宿は、海外から来た観光客にも大人気で、これまでも数えきれない人たちにさまざまなことを聞かれました。その中で最も多いのが”コスプレ”に関する質問。「コスプレガールはどこ?」「ここでコスプレの人たちに会えるって聞いてきたんだけど…」「以前日本に来た時にここでコスチュームガールを見たんだけど、どこに行ったの?」など、活動する1日のうちの半分がその質問だと言っても過言ではありません。
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外国人観光客に道順を案内

外国人たちにとって衝撃の事実「“コスプレ”が消えた!」

しかし、彼らの期待に反し、かつて神宮橋にいた「コスプレガール」はもういません。ある時期の流行だったのか、何か理由があっていなくなったのかは突き止められておらず、「以前はいたけど、今はもういないんです。お台場などでアニメ系のイベントがある日は、そういう人たちに会えるかも。」「秋葉原にあるメイドカフェにかわいいコスチュームを着た人がいますよ。」と答えるのが定番になっています。それにしても、なぜそんなに”コスプレ”に関する質問が多いのか。それにはある要因が考えらます。

口コミもネットの情報も鮮度がいのち!

それは情報のアップデート漏れ。口コミなどで広がった場合、アップデートは難しくなります。例えば、数年前に神宮橋でコスプレしている人たちを見た友人から勧められたケースだと、「友達が面白かったというなら行ってみる価値があるだろう」と思うのは自然なこと。しかし、口コミだけに頼ってしまうと、なかなか情報の新鮮度を考えるまでに至らず、「実際に行ってみたらもういなかった」という結果になってしまいます。
また、ガイドブックやウェブにある観光情報にも古いまま載っていることがあります。世界的に有名な旅行ガイドブック『ロンリー・プラネット』にも、”コスプレ”の情報が掲載されています。先日の語学ボラティア活動では、「この橋にコスプレはもういない。」と伝えると、「『ロンリー・プラネット』には書いてあったのに!」と悔しそうに去っていく外国人観光客もいたくらい。また、日本の観光情報をインターネット検索した人にも同じ現象が起きていているといえます。いくかのサイトを調べると原宿の紹介に”コスプレ“の人たちの写真が!これでは”コスプレ“を探す人が後を絶たないわけです。
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突然現れた神輿に集まる外国人観光客

住んでいるからこそ知っている「今の日本」を発信

2020年に向けて日本の魅力を伝えようと、さまざまな情報が日本語以外の言語でどんどん発信されています。しかし、流行の移り変わりが激しい日本では、新しい情報を発信するだけではなく、見ることができなくなったものや場所についてもアップデートをして、伝えたりすることも必要なのかもしれません。簡単な英語でも構いません。「今の日本」を発信してみませんか?

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