メディアGCAI
あなたの仕事の中に、暮らしの中にある
「グローバル・パブリシティ」のヒント

『真田丸』の英語サイトにみる“侍”感を伝える英語ライティングのコツ

2016.7.25
現在、NHK総合で放送中の大河ドラマ『真田丸』。その番組ホームページには、大河ドラマとしては初となる英語版が設けられています。番組やキャストの紹介といった基本情報はもちろんのこと、放送終了後には、毎回5分ほどのダイジェスト映像が英語字幕付きでアップされています。
さて。
日本のコンテンツをグローバルに発信(パブリシティ)するとき、まず考えるのが日本語で作られたものをそのまま英語に翻訳する方法。書かれたものを字義的に正しく翻訳するというのは、とても大切なことです。ただ、たとえ文法的にも意味的にも間違っていないのに、いまいち、日本特有の魅力が伝わりきらない、なんていうことは多々あります。
グローバルな情報発信には、グローバルに伝えるコツが大事。たとえばワードチョイスです。

「駆け抜けた」を「tore through」に

日本語版HPの番組紹介の冒頭で、主人公である真田源次郎信繁を紹介している文章。

「戦国の世を駆け抜けた真田信繁は、いつしか、覇者・徳川家康をも恐れさせる伝説の武将となった」

英語版を見てみましょう。
Sanada Nobushige tore through the Warring States period and eventually become a legendary commander who even awed the ruler Tokugawa Ieyasu.

ここで注目したいのが、「駆け抜ける」に対しどんな表現を選んだかと言う点。「駆け抜ける」を和英辞典で調べると、まず出てくる訳は「run through」です。でも、ここでは、「tore through」(toreはtearの過去形)になっています。「tear through」とは、竜巻やハリケーンが、破壊的な威力と猛スピードで駆け抜ける様を表現するときに使います。「tore through」を使うことにより、戦国の乱世を疾風のごとく駆け抜けていった真田信繁の激しさ、伝説感が表現できるのです。


英語でも日本語と同じように、たった1語でも選ぶ表現により、読み手への印象が大きく変わります。もちろん、こうしたワードチョイスは自分一人での学習や英会話スクールではなかなか身につきません。

GCAI〈ジーカイ〉では、ジャーナリストやライターとして活躍するネイティブの講師たちが、感情を揺さぶるワードチョイスの考え方や選び方についてじっくりとレクチャーしてくれます。英語のライティングは決して特別な人たちだけのものではありません。「ビジネスを大きくしたい」「チャンスを増やしたい」と真剣に考え、そのやり方を学べば、誰にでもできるものです。ぜひGCAI〈ジーカイ〉に学びにきてください。

Twitter やFacebook、InstagramなどそれぞれのSNSと相性のいい表現方法や、翻訳アプリの効果的な使い方までも網羅している英文基礎ライティングが学べる
グローバル情報発信スタートアップ講座 9月22日(木曜日クラス)/24日(土曜日クラス)〜開講
https://gcai.jp/step/startup

感情を揺り動かす英文で、海外の人に自分のメッセージや商品の魅力を効果的に届けたい人向け。PRのための英文ライティングを徹底して学べる講座
SNS&PRライティングアドバンス講座 9月28日(水)~開講
https://gcai.jp/step/sns-pr-writing

Facebookシェアボタン  Tweet about this on Twitter

Facebook

Instagram